粉プレッション
- 粉末プレス成形機ガイドサイト -

粉末プレス成形機メーカーは
納入後も長く付き合える
メーカーを選ぼう

機器の大きさなどのスペック面は参考にしつつ、最終的にはメーカーに相談して決めるべきです。

当サイトでは、公式HP上で機器スペックを確認できる粉末成形機メーカーの中から、

それぞれ特徴の違った3社をピックアップしました。

目次

目次

用途・目的で選ぶ
おすすめ粉末成形機メーカー3選

振動×上下両軸プレスで
ムラなく成形したいなら

三庄インダストリー

三庄インダストリー

引用元HP:三庄インダストリー公式HP
(http://www.sanshoindy.com/)

製品の特徴
  • 振動を与えつつ、上下から均等に加圧して高密度に成形できる
  • 精密な荷重制御と高圧ユニットにより難成形粉末の高品質成形を実現
こんな悩みを解決
  • 使用する原料の流動性が悪く、成形性も悪くて成形物が変形したり割れたりする
  • 原料に不純物を添加したくない

公式HPから
成形方法について
相談してみる

電話で相談してみる

大量生産のため
成形機を探しているなら

小林工業

小林工業

引用元HP:小林工業公式HP
(https://www.kobayashi-akita.co.jp/)

製品の特徴
  • 多数個取り金型、分割ダイス金型を使用することで大量生産に寄与
  • 超硬粉末を扱った成形に対応
こんな悩みを解決
  • 製品化が決まり、大量生産をする成形機を探している
  • 製品の耐摩耗性が求められる

公式HPから
システムについて
相談してみる

電話で機器について問い合わせる

安定した連続量産
実現したいなら

大伸機工

大伸機工

引用元HP:大伸機工公式
HP(https://daishin-kikou.com/)

製品の特徴
  • ロータリープレスで一打ごとの成形を連続化し、高スループットを実現
  • 供給・充填・加圧・排出の流れを定常化する設計で、停止・詰まり・ばらつきを抑制
こんな悩みを解決
  • 単発プレスの台数増設ではタクトが稼げず、生産ボトルネックになっている
  • 供給ムラや段取り起因の停止で連続運転が続かず、歩留まりや稼働率が安定しない

公式HPから
アフターサポートについて
相談してみる

電話で問い合わせる

おすすめ3社の詳細情報

振動×上下両軸プレスでムラなく成形したいなら

三庄インダストリー

三庄インダストリー
引用元HP:三庄インダストリー公式HP
http://www.sanshoindy.com/

特徴

  • 粉末の形状、製造したい製品、強度に合わせて、粉末成形のプロがノウハウから伝授。
  • 粉末成形の受託にも対応しており、試作の相談もできます。
  • 粉末成形機のカスタマイズも可能で、粉末ごとの適切なスピード調整や加圧調整など細かな微調整にも対応してくれます。

三庄インダストリーの
粉末プレス成形機

ニュートンプレス
引用元HP:三庄インダストリー公式HP
http://www.sanshoindy.com/prd_01_01.html

ニュートンプレス®

「ニュートンプレス®」は卓上テスト向けの粉末成形機です。

油圧ポンプで加圧する上下両軸成形で、均質な密度の成形体が得られます。

成形品を離型するための金型反転作業が不要で、作業の効率向上や金型の落下防止を実現。

能力値などが異なる4タイプの製品があります。

能力(kN) 20~200
外形寸法 380×300×527mm~、500×500×827mm
ニュートン振動プレス
引用元HP:三庄インダストリー公式HP
http://www.sanshoindy.com/prd_01_06.html

ニュートン振動プレス

振動しながら圧力を上昇させることで、低圧での均一充填・粒子配列・脱気を可能にした粉末成形機です。

低荷重で高密度・均質な成形ができます。

未造粒粉や複合粉でも容易に成形可能です。

能力(kN) 50~2000
外形寸法 公式HPページに記載なし
真空・振動ウェーブ成形プレス
引用元HP:三庄インダストリー公式HP
http://www.sanshoindy.com/prd_01_04.html

真空・振動ウェーブ成形プレス

「真空・振動ウェーブ成形プレス」は、真空成型と振動成形が可能な粉末成形機。

カラータッチパネルでのプログラミング設定が可能で、荷重・時間曲線を自由に設定できます。

安定した連続運転も可能で、真空チャンバー方式での真空成型で、振動機能により均一な粉末の充填や脱気もできます。

能力や間口のサイズなどが異なる6タイプの製品があります。

能力(kN) 50~2000
外形寸法 1000×700×1700mm~、2000×2000×2800mm

公式HPから
成形方法について相談してみる

電話で相談してみる

三庄インダストリーの特徴

  • バリエーション豊富な粉末成形機と
    関連機器の取り扱い

    粉末成形機では卓上サイズのテストマシンから少量生産用、全自動の量産型まで幅広い仕様の製品を取り扱っており、成型方式も油圧ポンプで加圧する上下両軸成形、真空成型、CIPなどさまざまな製品を展開しています。

    粉末の受託加工やカスタマイズにも対応しています。

  • テストルームで
    細かな条件まで確認可能

    本社にはテストルームが開設されており、実際の機器で粉末成形のテストが可能

    係員による機器の説明や作業のサポート、テスト内容の相談などにも対応してくれます。

三庄インダストリーの企業情報

社名 三庄インダストリー株式会社
所在地 大阪府東大阪市吉田下島14-11
問い合わせ先 072-966-4613
http://www.sanshoindy.com/mailform/contact02.html
電話番号 072-966-4613
公式HPURL http://www.sanshoindy.com/
大量生産のため
成形機を探しているなら

小林工業

小林工業
引用元HP:小林工業公式HP
(https://www.kobayashi-akita.co.jp/)

特徴

  • 機械、ソフトウェアまで自社開発で、細かな要望に応える対応力がある小林工業。
  • 金型製造も行っており、その技術は高く、複雑な形状や特殊な形状にも対応可能です。
  • 粉末成形機は1ミクロンのプレス精度で精密部品の製造にも対応できます。

小林工業の
粉末プレス成形機

CNC粉末成形機
引用元HP:小林工業公式HP
https://www.kobayashi-akita.co.jp/products_press.html

CNC粉末成形機

小林工業のCNC粉末成形機は、超硬粉末・セラミックス・金属粉末の成形に対応しています。

省エネ・低騒音・低振動な設計で、コンピューター制御による高精度な位置決めと使いやすい操作性を実現しています。

繰り返し位置決め精度は±1umで、フルクローズド制御による高い追従性を備えています。

間口 公式HPページに記載なし
オープンハイト 公式HPページに記載なし
外形寸法 公式HPページに記載なし

公式HPから
システムについて相談してみる

電話で問い合わせる

小林工業の特徴

  • 自社開発のCNC粉末成形機と
    各種金型を提供

    CNC粉末成形機は機械・電気・制御・ソフトウェアまですべて自社開発

    自社開発であるため、HMI(ヒューマンマシンインターフェース)は顧客ニーズに合わせたカスタマイズが可能です。

    また、ダイセットについても、用途にあった仕様のものを製作できます。

  • 金型・粉末成形機・デモを含めた
    内容の相談が可能

    バリエーション豊富な金型の開発・設計・製造・販売を行っているので、使用する金型についても相談でき、CNC粉末成形機と金型をセットで提案できます。

    CNC粉末成形機を用いた新しい製品の開発についても相談可能です。

小林工業の企業情報

社名 小林工業株式会社
所在地 秋田県由利本荘市石脇字赤はげ1-372
問い合わせ先 TEL:0184-24-6110・FAX:0184-24-6100
電話番号 0184-22-5320
公式HPURL https://www.kobayashi-akita.co.jp/index.html
安定した連続量産を実現したいなら

大伸機工

大伸機工
引用元HP:大伸機工公式HP
(https://daishin-kikou.com/)

特徴

  • ロータリープレスの設計・製作・販売に注力。
  • 運転支援・見える化機能が充実した製品を提供しています。
  • 精密加工から各種機械の組立まで対応します。

大伸機工の
粉末プレス成形機

DSRP-06212PS
引用元HP:大伸機工公式HP
https://daishin-kikou.com/pages/21/

DSRP-06212PS

6t常用圧・21ホールのロータリープレス。2加圧部とインバータ制御で安定した連続成形を実現します。

φ22mmまで対応し、ロードセル標準装備で圧力監視も容易です。テーブルは超硬溶射処理で耐久性に優れ、適合ホルダー径はφ35mmです。

加圧力 6ton(常用圧)
外形寸法 850mm×800mm×2300mm
DSRP-1508
引用元HP:大伸機工公式HP
https://daishin-kikou.com/pages/22/

DSRP-1508

15t常用圧・8ホールのロータリープレスです。φ45mmまでの大型成形に適し、インバータ制御で連続量産に対応。粉塵対策カバーやダクトを標準装備し、保全性とクリーン性にも配慮しています。テーブルは超硬溶射処理、適合ホルダー径はφ65mmです。

加圧力 15ton(常用圧)
外形寸法 1000mm×1600mm×1850mm
DSRP-0410
引用元HP:大伸機工公式HP
https://daishin-kikou.com/pages/26/

DSRP-0410

4t常用圧・10ホールのコンパクトなロータリープレスです。インバータ制御で安定したタクトを確保し、φ22mmまでの小物部品の連続成形に適合します。粉塵対策カバーや吸塵ダクトを備え、安全かつ清潔に運用可能です。

加圧力 4ton(常用圧)
外形寸法 800mm×700mm×1655mm

公式HPから
アフターサポートについて相談してみる

電話で問い合わせる

大伸機工の特徴

  • ロータリープレスに特化。
    密度均一と再現性を両立

    大伸機工はロータリープレスに特化し、金型精度と充填・加圧の閉ループ制御に対応します。杵番ごとの圧力監視や原量遠隔制御、粉塵対策まで含め、密度のばらつきを抑えた安定生産を支援します。

  • 試作から量産・保全まで
    一気通貫で支援

    試作評価や材料置換の成形条件出しから、量産スケールアップまで工程確立を支援します。導入後は保守・校正、成形圧や履歴の記録・トレーサビリティ、データ可視化やIoT監視にも対応します。

大伸機工の企業情報

社名 大伸機工株式会社
所在地 京都府京都市南区東九条南河辺町18番地の1
問い合わせ先 https://daishin-kikou.com/pages/5/
電話番号 075-681-7425
公式HPURL https://daishin-kikou.com/
【特集】粉末成形のプロに聞く粉末成形の悩み・受託事例

【PR】粉末成形のプロに聞く
粉末成形の悩み・受託事例

粉末成形は粉末の粒度によっても成形の細かな数値が変わるなど非常に難しい成形方法です。ここでは受託で粉末成形を行い、たくさんの粉末成形のノウハウを持つ三庄インダストリー株式会社代表、山本努氏にお悩み解決方法を聞いてみました。

粉末の成形性が悪い

粉末の成形性が悪いと悩んでいるあなたへ。粉末成形のプロに歩留まり改善のために見るべきポイントを聞いてみました。

粉末成形プレス機メーカー・代理店一覧

アドテックエンジニアリング

アドテックエンジニアリングは、粉末成形に必要な機器や設備の販売から、委託成形まで包括的なサービスを提供している会社です。

特に、北米の装置メーカー・Gasbarre社の日本国内販売総代理店として、同社の高品質な粉末成形機を取り扱っています。

  • 所在地
    東京都港区虎ノ門2丁目3番17号 虎ノ門2丁目タワー8階
  • 電話番号
    03-6369-9800
  • 公式HPURL
    https://www.adtec.com/

岩城工業

岩城工業は、油圧プレス機を専門に製造するメーカーで、多種多様な材料に対応した油圧プレス機を取り扱っています。

また、粉末成形機においても、両締め方式や加熱冷却機能を備えた多彩なタイプの製品を提供しています。

  • 所在地
    愛知県弥富市鳥ヶ地二丁目233番地2
  • 電話番号
    0567-52-3341
  • 公式HPURL
    https://www.iwa-ki.com/

エヌピーエーシステム

エヌピーエーシステムは、粉末成形機、粉末成形用金型、ヒータープレス・ホットプレス、油圧システム・油圧機器の設計・製造・販売を手掛ける企業です。

同社では、様々な材質や形状に対応した粉末成形用金型の製作も行っており、特注品にも対応しています。

  • 所在地
    埼玉県蕨市北町5-11-20
  • 電話番号
    048-446-9614
  • 公式HPURL
    https://www.npasystem.co.jp/index.html

もっと見る閉じる

粉末プレス成形の基礎知識

金属やセラミックスの粉末成形において、最低限知っておきたい基礎知識をまとめました。

粉末のプレス成形機は、上下のパンチやダイプレートといった金型と、金型をプレス機に固定するダイセットなどで構成されています。

粉末成形機の構造と各部の働きをご紹介します。

粉末成形で使用される3種類の金型と、それぞれの働きをご紹介します。金型の形状はさまざまですが、特注することも可能です。特注に対応するメーカーも、併せてご紹介しています。

押さえておくべき粉末プレス成形のメリットとデメリットをご紹介します。多くのメリットがある粉末プレス成形ですが、デメリットもあります。それらをきちんと理解して、製品に最も合った加工法を選択しましょう。

粉末プレス成形で使用されている材料をご紹介します。粉末プレス成形では、金属やセラミックスが多く使用されるほか、医薬品や食品の加工にも用いられています。

粉末プレス成形における焼結は、金属やセラミックの粉末を高圧で成形したグリーン体に対して加熱処理を施し、粒子間の結合を促す工程です。焼結によって空隙が減少し、材料の密度と機械的強度が向上します。工程は粉末調整・混合から始まり、成形、脱脂、焼結、仕上げへと進みます。各段階で厳密な条件管理が製品品質を支えているのです。

CIPとは「Cold Isostatic Pressing(冷間等方圧加工法)」の略で、加工方法のひとつ。粉末材料を変形抵抗の少ない成形モールドの中に密封し液体を加えることで、密度が均一の製品を得ることができます。

ホットプレスとは、対象製品に圧力と熱をかけて接合・焼結・成形などを行う装置のこと。材料を金型に入れて圧力と熱の両方を加え、圧力で粉末を圧縮し熱で焼結を促進。この同時作用により、高密度化と形状維持を可能とします。

振動プレス機は、振動を活用して粉末を均一に動かし、低い圧力でも高密度な成形を実現する粉体成形機です。成形品の密度や均一性の向上に効果的であり、従来のプレス機に比べて圧力を抑えながら高品質な成形が可能です。粉体成形に課題を感じている方は、ぜひ活用を検討してみてください。

磁場プレス機は、磁石粉末に磁場をかけながら高圧で成形する装置で、磁力の向きを一定に揃えた異方性磁石の製造に不可欠です。フェライト磁石や希土類磁石などの成形に使用されており、方式ごとに直角磁場プレスや平行磁場プレスなどの種類もあります。

熱間等方圧加圧装置(HIP)は、高温・高圧を同時に加えることで材料の欠陥除去や緻密化を実現する装置です。1955年に米国で開発され、日本では1980年代後半から普及しました。全方向から圧力をかけるため、複雑形状にも対応でき、強度や耐久性の向上が可能です。初期コストは高いものの、後工程の効率化によって長期的なコスト削減が見込めます。

粉末プレス成形では、製品に均一な品質を保つために「面圧」の計算が重要です。面圧とは成形面積あたりの圧力を示し、製品サイズが異なっても一定の条件で加圧するための基準となります。油圧計の数値と混同せず、正しい面圧に基づいた加圧力設定が必要です。

粉末の金属をプレス圧縮成形や金属粉末射出成形などで成形し、高温の炉で焼き固める「焼結」を行い金属部品などを作るのが粉末冶金になります。粉末成形とMIMは粉末冶金の工程の一部であり、前者は金属粉末の成形作業全般、後者は金属粉末射出成形を指します。

鋳込成形_イメージ

画像引用元:森熔接所HP
http://moriweld.com/machinery/machinerey-1/

鋳込成形

鋳込成形は、薄肉中空の成形体の製造に適した方法です。大量生産に向いていますが、石膏型は金型に比べて安価で、修正も容易なため、少量生産にも対応可能。型の毛細管現象を利用するため、大型で肉厚の成形には向いていません。
押出成形_イメージ

画像引用元:エンプラ産業株式会社HP
http://www.enpla-sangyo.co.jp/extruder/

押出成形

押出成形では、千歳飴のような同一断面の成形体しか作れませんが、ほかの成形方法が苦手とする長尺の成形が可能です。金型が必要なため、大量生産向きの成形方法となります。
射出成形_イメージ

画像引用元:住友重機械工業HP
https://www.shi.co.jp/products/machinery/injection/index.html

射出成形

射出成形には寸法精度が高い、複雑形状に対応できるという強みがありますが、混合されるバインダーの割合が大きいため、脱脂に時間がかかります。
     
粉体成形の悩み・受託事例
【特集】

成形の生産効率を
向上させる方法